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黒瀬モーターサイクル
東広島市黒瀬町のバイク屋日記
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バイクのタイヤ交換&バランス取り
3年前に、新車でお買い上げ下さったお客様から、車検の依頼が有りました。
タイヤがツルツルでしたので、前後のタイヤ交換をします。

とても大切にしている様で、バイクはピッカピッカに磨き込まれています。
ホイールも綺麗にして有り、絶対に傷を付けれません。

交換をタイヤチェンジャーですると、どうしてもクランプ部分で薄っすらと傷を付けてしまいます。
もし作業中にホイールがチェンジャー内で滑ったら、それこそ大傷を付けてしまいます。

傷を絶対に付けれませんので、安全策を取り、手作業でします。

世間では、タイヤレバーですると傷もぐれに成ると言われていますが、コツさえ掴めば傷は入りません。
昔は、RSやTZのレーサーのマグネシュームホイールを、皆レバーで交換していました。

それでは交換します。
150/70R17のリヤタイヤをお題にします。

ツルツルです。

2010_0627_103917-P6270003.jpg

バイクからホイールを外します。

2010_0627_104430-P6270004.jpg

外しました。

まず、作業中ディスクブレーキを曲げたり、ホイールに傷を付けない様に、5センチ角の角材を敷きます。
私の角材は20年物で、角も落ち、油も吸ってかなり柔らかくなっています。
この位ぼろくなると、いい感じなります。

新しい角材を使う場合は、角材の上に古い毛布を敷くと良いと思います。

タイヤのビートを落とします。

2010_0627_105046-P6270008.jpg


今回タイヤチェンジャーのビートブレーカーを使いました。
タイヤレバーで落とすやり方も有りますが、失敗する確率が高いので今回は紹介しません。

安物の手動式ビートブレーカーで落ちますので、そちらをお使い下さい。

それでは、タイヤを外します。
チューブレスバルブの部分から外します。

2010_0627_111910-P6270011.jpg

プロテクターをホイールに着け、バルブの部分をまず起こします。
次にその右側の部分に、写真の様に少し離してプロテクターを付け、起します。
そしてそのプロテクター内で、また起こします。
レバーとプロテクターは、3本必要です。

ここまで起したら、バルブの真反対側、つまり自分の方のタイヤのビートをホイール内に押し込んで置きます。
ここがコツですので、上と下のタイヤのビートをしっかりホイール内に押し込んで下さい。

2010_0627_111946-P6270013.jpg

3個目のプロテクターを付け、起します。
ホイール内にしっかりビートが入っていれば、そんなに力を入れなくても起きます。

2010_0627_112004-P6270014.jpg

もう一回起こします。
上手く出来ていれば、力は要らないはずです。

この位外せば、後は手で外します。

2010_0627_112107-P6270019.jpg

ホイールを足で押さえつけて、手でムギューと外します。
ただ、この時かかとを上げ、絶対にディスクブレーキの外周を踏んではいけません。
踏むのはホイールのセンターのみで、ディスクローターに無理な力を掛けてはいけません。

片側が外れましたら、今度はもう片側です。

2010_0627_112153-P6270021.jpg

やる事は、同じです。

2010_0627_112206-P6270022.jpg

欲張らずに、少しずつ起します。

2010_0627_112224-P6270023.jpg

力は、必要ありません。

2010_0627_112254-P6270025.jpg

先ほどと同じ様に注意して、タイヤを外します。

2010_0627_112340-P6270028.jpg

写真のディスクローターを見て頂けると、ローターに靴の跡が無いのが解ります。
踏むのは、ローターのセンターのみです。

それでは組み付けます。

まずタイヤのビート部分に、ビートクリームを塗ります。

2010_0627_112740-P6270029.jpg

石鹸水でも出来ますが、後々の難易度が違ってきますので、出来るだけ専用の物を使って下さい。

ホイールにも塗ります。

2010_0627_112833-P6270033.jpg

ビート部分だけではなく、内面全部に塗ります。
これが後々、作業を簡単にしてくれます。

タイヤを組みます。

2010_0627_112943-P6270035.jpg

まずこの位手ではめます。

次に入っていない部分を上からグッと押し込みます。

2010_0627_112958-P6270036.jpg

簡単に、手で入ります。

それでは最後のビート部分です。
ここが一番難しい所です。

まずはバルブの反対側、つまり自分の手前側。

2010_0627_113044-P6270038.jpg

写真の様にして、まず入れます。

そして、右足で押さえつけておきます。

2010_0627_113113-P6270040.jpg

プロテクターを外し、次の場所に移り、順繰り順繰りはめて行きます。

2010_0627_113239-P6270042.jpg

両手両足を使い、この位はめて行くと段々入れるのに力が必要になります。
つまり、はいら無くなります。

これは反対側のビート、下側のビートがホイール内に落ちて居ないから、タイヤがそれ以上向こう側に行けないからです。

写真の状態の様にタイヤにテンションを掛けている状態で、左手で反対側のビートを落とします。
ちなみに写真の状態は、左膝、右足、そして右手で左側のレバーを抑えています。

2010_0627_113449-P6270044.jpg

タイヤを少し起し、左手でバルブの方から、順繰りとビートを落として行きます。

ビートが落ちたら、後は簡単です。

2010_0627_113552-P6270046.jpg

タイヤを元に戻し、順繰りに入れていけば簡単に入ります。

コツさえ分かれば、この位のサイズのタイヤでも、それほど力は入りませんし、傷も付きません。

2010_0627_113618-P6270048.jpg

フンガーと力が要るようでしたら、何処かで間違っています。
一番力が必要な場面は、最後の反対側のビートを落とす所です。
結構握力が必要ですが、ビートクリームが助けてくれます。

2010_0627_113852-P6270049.jpg

最後に空気を入れてお終いです。
ただし、コンプレッサーが必要です。

次にホイールバランスを取ります。

写真の様な古典的な方法で取ります。

2010_0627_120440-P6270053.jpg

この手のホイールバランサーで大切なのは、シャフトの精度です。
真直ぐで、完全な円で、硬くてタイヤを乗せても曲がらない物が必要です。

つまり、旋盤で加工された物でないと使えません。

使い方は、ベアリングとシャフトとホイール内を綺麗にします。
バランサーに乗せ、1分位グルグルグルグル回します。
ベアリング内のグリスが落ち着いたら、測定を初めます。

まず元々付いていたウエイトを外し、静かに待ちます。
一番重い部分が下に成りますので、一番上に適当なウエイトを付けます。
90度回し、そこから手を離し、結果を見ます。
動くようでしたら、ウエイトを増やしたり減らしたりしながら調節します。
完全に動かなくなるまで、これを繰り返します。

バランスが取れたみたいなので、試しに5ミリ角位のウエイトをホイールの横に着けて見ました。

2010_0627_120736-P6270057.jpg

スーと、一番下に移動しました。

この5ミリ角のウエイトの重さを測りました。

2010_0627_120802-P6270059.jpg

1.7グラムです。
17グラムでは無く、いちてんななぐらむです。

この位の重さでも、古典的なタイヤバランサーですと割と大きく反応します。

今回、最後に調節するのに切ったウエイトの切れ端です。

2010_0627_135029-P6270003.jpg

0.5グラムでした。

この切ったウエイトで、今回ピタリと止まりました。

私も始めて測って見ましたが、正直驚きました。

自然の力は、凄い物です。



参考までに、タイヤの黄色マークについて。

タイヤの黄色マークは、バルブに合わせると云う事に成っています。
そこが一番ホイールの軽い所だと言われています。

私も、仕方なくバルブに合わせています。
合せていないと、クレームに成ってしまいます。

測ってみました。

2010_0627_130707-P6270002.jpg

見ての通りです。

今度から、合せて無くても良いでしょうか?。
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